人間関係における智恵をヨーガスートラから見る

自分の勉強にもなる。ということで、 写経2ラウンド目です。
ヨーガスートラとハタヨガプラディピカー。

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読めば読むほど味が出ますねぇ。
萌えポイントは人それぞれでしょうが、
ヨガスートラでは、私はⅠ-33がツボ。
ここから感情に対してのワークを学びたいと思い、
フラワーレメディを学んだりしたのでした。

Ⅰ-33
他の幸福を喜び(慈)不幸を憐み(悲)他の有徳を歓び(喜)不徳を捨てる(捨)態度を培うことによって心は乱れなき静澄を保つ。

スワミ・サッチダーナンダ師
によれば、このスートラが日常生活の人間関係で、
心を安らかに保つ鍵とされています。
これを読むといつも思い出すのが宮沢賢治の『アメニモマケズ』

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雨にもまけず
風にもまけず
雪にも夏の暑さにもまけず
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して瞋らず
いつもしずかにわらっている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜をたべ
あらゆることを
じぶんをかんじょうに入れずに
よくみききしわかり
そしてわすれず
野原の松の林の蔭の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西につかれた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北にけんかやそしょうがあれば
つまらないからやめろといい
ひでりのときはなみだをながし
さむさのなつはおろおろあるき
みんなにでくのぼーとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
そういうものに
わたしはなりたい

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欲を持たないって。すごいことです。
これに続くヨーガスートラのⅡ章では、
欲(煩悩)を分類し、どのような性質のものか、
そしてそれらをどのように扱っていくのがヨガの練習者として望ましいかを説いています。
この詩の場合の「欲」はもう少し世俗的なもののような気がしますが、
私の中で作者の目指すところは、人情の篤さと独存がドッキングしてるイメージです。

あと、不徳を捨てるというのはここ数年の私の課題ですね。
つい過去の記憶に引きずられてしまう傾向があるので、
気持ちの切り替え下手な私には難易度が高い。

人間関係を円滑に進めるうえで、
意図的に自分を他者の印象上に残さないようにするというのは、
大切なことなのかもしれません。
息をひそめるという意味ではなくて、
覚えてもらえるように、何か面白いことを言おうとか、
「誰かに気に入られるように」と、いう余分な力みだったり、
もしくはそういった動機からくるアクションが不要ということです。
結局それって他人軸、または欲ですよねぇ。
それを利用できるならよいけど、そういう打算が入ると利用するのではなく、
知らないうちにその誰かに合わせた(だろう)価値観に振り回されることが多いと思います。

楽しいときは笑い、悲しいときは泣いて。
特に何もないときは飄々と、その時ご縁のある人との時間を大切に楽しんで過ごす。
そんな風に毎日を過ごすことができるのなら、
それはとても幸せなことなのではないかと思います。